懇談会を行いました。

先週の土曜日に、日本吃音協会の事務所で、懇談会を行いました。元々ある方と「今度飲もうね」という話になり。どうせなら、協会の事務所で人を集めて話しましょうという軽いノリで始めたのですが、結局10名の参加となりました。
皆さん、ほぼ初顔合わせで、話す内容も決まっておらず、ほぼフリートークでしたが、お話出来て良かったと思います。
それぞれ吃音でご苦労されているなぁと、しみじみと感じました。

私が、面白いなと思ったのは、少し遅れて来た、Gさんの吃音改善の取り組みです。
かなり、いろいろとトライしていらっしゃって、すごいなと思いました。

例えば、吃音者は「良い人」になりたがる傾向が強いので、少し嫌な人になってみる。
スーパーで、すでに値引きされているジュースなどを、わざわざさらに値切ってみたりするそうです。
これは、認知行動療法的な方法かもしれないですね。こんなことを言うと「嫌われるかもしれない」という認知を、実際に話してみて、以外と大丈夫だったと思えることも多いと思います。
早稲田大学の心理学の教授の記事で「一日一恥運動」というのがあるのを読んだことがあります、。例えば、Tシャツのタグを付けたまま街を歩いてみるとか、マスクをして歌を歌いながら街を歩いてみる、などをしてみるそうです。
すると、以外と「大丈夫なんだ」と気づくわけですね。
吃音も、少しどもっても、以外と周りは気にしていないことが多いので、面白い取り組みだと思いました。

次に「自分に向かって話しかけるように話す」です。
人に向かって話すのは、吃音が出る場合がありますし、苦手な人だとなおさらですね。そこで、「自分に話すように話す」のだそうです。独り言では、どもりにくいですからね。よく思いつくなと思いました。(笑)

他にも、いろいろありましたが、私が少し驚いたのが「声が出るまで待つ」方法です。
無理に言おうとすると、ブロックが強くでるので、少し待って声をだす方法です。これは、私が推奨している方法とほぼ同じなので、驚きました。今度の吃音フェスティバルや、「吃音を改善したい人たち」のでコミュニティーでお話する予定ですが、吃音は,すごくざっくりと言うと、脳からの信号と、発話筋肉の動きのタイミングが合わない障害なので、自分の意思に無理に合わせようとすると余計にどもります。良いタイミングを来るのを、少し待って話すと、声が出ることが多いです。ただ、実際は焦ってしまうので、待てないことが多いのですが、私はマインドフルネスで待てるようトレーニングを行っています。

皆さんがお帰りになってから、残ったスタッフと感想を話しましたが、皆さん参加してみてどうだったんでしょうか?
もちろん、初顔合わせだったし、司会の私の進め方の問題もあったと思いますが、Gさんも「参加したからには、何か持って帰って欲しい」と、仰っていました。
私の反省点は、「自分がちょっとしゃべりすぎたかな?」です。皆さんの、ストレス解消の会だったので、もっと皆さんが話せるようにしたかったですね。
とはいえ、顔をみて話すのは大事だと思うので、また企画してみたいと思います。
皆さんも、リクエストがあれば仰ってください!

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