物への愛情 吃音への愛情

UnsplashSHARE NOWが撮影した写真

実は車を買い替えることになりました。
今の車は国産車で19年も乗っていたのです。
さすがに買い替えを検討して、次の車は?と思った時に、奥さんがミニがいいと言い出しました。
あの、BMWミニです。中古でもいいから欲しいとのこと。
中古とは言え外車だし、維持費が高い、故障するリスクは高いので「えっ」と思いました。
正直経済的に外車を買うのは勇気が必要です。
でも、、、

最終的に買うことにしました。
勿論中古でかなり安めのミニです。

それでも買った理由は「デザインがかわいいから」です。
好みは人それぞれなので、あくまで我が家の好みの話ですが、国産車で気に入ったデザインがなかなかない。
ミニはほっこりする何かを感じるのです。
(画像はサンプルなので、こんなに最新ではありません。)

UnsplashDevon Janse van Rensburgが撮影した写真

走るだけ、故障しないだけなら日本車の方が断然優秀です。
でも車に求めるものはそれだけではなく、優美さや可愛さです。

今回試乗しましたが、車を作るコンセプトがドイツと日本では全然違うと感じました。
まず、ミニはデザイン優先なので視界が悪い。交差点で一番前に停まると信号が見えません。(笑)
車体剛性は高いですね。日本車は事故の時に人を傷つけないように柔らかいそうです。
エンジンの音も違います。低音が響く感じがします。
あと、見えないところは雑です。日本車は見えないところでも丁寧。
生真面目なんですね、日本人は。

友達のイラストレーターは、アメリカでフォードのファルコンという車が気に入り、アメリカで買って、日本に輸入、そのまま何十年も修理しながら乗っています。エアコンもなしです。
イラストも車の絵が多いですが、やはり車が好きなんですね。
生き物みたいに愛情を感じているようです。多分一生乗り続けるでしょう。

UnsplashTomas Martinezが撮影した写真

車に何を求めるか?の違いなので一概には言えませんが、モノを見て何を感じるか?は
とても大切だと思います。
例えば、私はパソコンはMacが好きです。
ただ、Macは高いので今は仕方なくWindowsを使ってますが、、、。
全体のデザインもそうだし、フォントがきれい。
スティーブジョブズはカリグラフィーに興味があったようで、フォントの美しさにはこだわったそうですね。

この美しさを感じるこころは、理屈では説明できないですね。

カウンセリングのテキストで「りんごは食べるもので、いすは腰掛けるものだ」という文章があります。
ただ食べるだけの「目的」腰掛けるだけの「目的」なら、美しさを感じることもないでしょう。

実は、吃音を観察するときは、この「美しさを感じる心」が必要なのです。
「目的」をもった見方しか出来ないと、吃音の観察も治すために観察することしかできず
その本質を見ることが出来ないからです。
それは絵を観たり音楽を聴いたりすることと同じです。
だから吃音への愛情なんですね。
もちろん吃音は恥ずかしいもの、嫌なものなので同じようにはいきません。
しかし、本当に恥ずかしいものでしょうか?いやなものでしょうか?
それは誰かから植え付けられた価値観かもしれませんね。
本当のあなたはどう思ってるんですか?と聞きたいです。
吃音自体は単なる言葉の乱れでしかなく、どう意味付けするかは自分次第だからです。

私は、吃音を改善したかったら、美しさを感じる心を育てることは一番大切だと思います。
美しさを感じる心を持つ人は、心が美しいと思うからです。

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