「吃音を改善したい人たち」という、コミュニティーを作りました。

最近、X(Twitter)で友達の「サラリン」さんと、Discord(ディスコード)というアプリで「吃音を改善したい人たち」という、コミュニティーを作りました。
作った理由は、①吃音は治らないという誤解がある ②海外に比べて日本は治療や改善に対する情報が少ない ③啓蒙活動は盛んだが、合理的配慮を求めるよりも改善したい人たちにとって希望が持ちにくい状況、などがあります。もちろん、啓蒙活動や合理的配慮を否定するつもりは全くありません。大切なことだと思います。
コミュニティーは、最初は2人で始めましたが、あっという間に32人になりました。私が主催する「マインドフルな吃音の会」からも4名参加しています。
私自身も、カウンセリングで改善した経緯があり、今はカウンセリングで援助する立場ですので、このコミュニティーはこれからが楽しみです。

先日は、サラリンさんのお話がビデオ通話で行われました。(DiscordはLINEにZoomを足したようなアプリなので、とても便利です。)
お話の内容は、主に海外の論文の紹介です。海外では、吃音に効果のある治療法がいくつか開発されていて、決して治らない障害とは捉えられていないようですが、なぜか日本では知られていないし、行われてもいません。今回のお話は、サラリンさんが海外の論文を日本語に訳して、分かりやすくお話してくださいました。
また、その中のほとんどは、エビデンスもあり、自分でも練習できるものもあるので、実際サラリンさんも改善してきているそうです。
今は、改善したい人たちが多いですが、支援する側、臨床家、研究者、言語聴覚士、心理カウンセラーなども参加してくれるとよいですね。

次は、私が28日の20時にお話させていただきます。内容は「マインドフルネスとセルフ・コンパッションを用いた吃音改善法」です。
5月4日に、全米吃音フェスティバルというZoomで世界の吃音者が集うというイベントが毎年行われていて、日本のコミュニティーは、九州大学病院の菊池先生がまとめて下さっています。私は、去年ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)について発表させていただき、今年も発表するのですが、そのリハーサルとして「吃音を改善した人たち」の中で、まずは発表させていただきます。(練習に使って申し訳ございません。笑)
吃音の改善に興味のあるかたは、このコミュニティーへのご参加をお勧めします。もちろん無料です。私にご連絡いただければ、Discordの招待リンクをお送りします。

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